「猫背と腰痛」に関係する
意外な場所とは?
上のイラストの真ん中の絵は猫背、右の絵は反り腰(
そりごし)の状態です。どちらにしても背骨にとって
は、あまり好ましくない状況です。猫背になると体の
重心線より頭の位置が5cm前に出てしまうだけで背骨
にかかる負担が運動学的に言っても5〜15kg増える
と言われています。
反り腰になっても過剰に腰を反らせるために腰の筋肉
が異常に緊張してしまい腰痛の原因になることがあり
ます。
そして、この二つの状況に関連してくる場所が、この
関節です。
関連する関節の硬さの見方
それは「股関節」です。この関節に関連する筋肉は、
たくさんあります。前後、内外と周りを強力な筋肉に
覆われている関節で一定方向の硬さの「クセ」がある
と色々な悪影響を及ぼしてしまう部分でもあります。
仰向けに寝て膝を90度に曲げて寝ていただき、足の
位置を(膝の位置は変えずに)体の中心より外にズラ
していき、そのズラせる範囲が少なければ少ないほど
腰のインナーマッスルと言われる大腰筋や腸骨筋が硬
い可能性があります。
インナーマッスルに対する対処
上の写真のように(左の)股関節の前側を反らせるタ
イプのストレッチを行うことで大腰筋が伸ばせます。
伸ばす時の注意点として、勢いをつけて伸ばすのでは
なく「じんわり、ゆっくり」10秒から20秒かけて伸
ばします。
また、下の写真のように股関節の後ろの筋肉(大臀筋
=だいでんきん)を伸ばすことも必要になります。こ
れも勢いをつけず、同じ秒数で行います。そして、も
う一つの注意として、膝を反対側の脇の下に向かって
膝を抱えるように股関節を体の方に向かって曲げてい
くと、より効果的になります。
まとめ
猫背や腰痛と聞くと、背骨の問題だけのように捉えら
れることが多い傾向ですが、股関節の問題が非常に大
きく関係してきたりします。もちろん、股関節がその
ように硬くなってしまう「原因」というものも色々と
その人によって違う部分が元で硬くなっていることが
あります。
今回は、股関節の前後の重要な筋肉について焦点を当
てて、お伝えしましたが、内外の筋肉や膝、足首の周
りの筋肉も猫背や腰痛に関連してきます。そのあたり
は、またの機会にお伝えしていきますね。
上記の写真のストレッチは、くれぐれも無理のない範
囲でやさしく行うようにしてくださいね。
猫背や腰痛のあなたの参考になれば ↓↓↓
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