五十肩、そのリハビリで満足ですか?
五十肩や四十肩と言われる『肩関節周囲炎』でお困りの人
が焼山の接骨院にも多く見えます。肩関節周囲炎とは読ん
で字のごとく肩の関節(腕の付け根の関節)の周囲の筋肉
や軟部組織(ここでは滑液包が多い)に炎症が『どこか』
で起こり腕があげられなくなったり、頭や背中に手が回ら
なくなったり、夜中に痛くて目が覚めてしまう『夜間痛』
などを感じたりして嫌な思いをすることが多いです。
間違った運動法
腕の動きが悪くなると『グルグル』肩を回す運動をお医者
さんで勧められたり、テレビでもお医者さんが勧めていた
りします。わたしも整形外科に勤務していた時はお医者さ
んの指示のもとグルグルまわす運動を指導してきました。
その結果、どうなったかと言うとほとんどの人の肩の痛み
は解消されませんでした…
なぜ、痛みが解消されなかったのか?
たとえば、肩の動きが周りのどこかの筋肉、今回は上に上
げる時に一番最初に働く『棘上筋』が悪くなっているとす
ると、回す時にその筋肉に負担がかからないように他の筋
肉がかばって余分な力を入れることになります。そのまま
無理にまわすと関節がうまくかみ合わず『ゴリゴリ』音が
したような状態で動きます。実際は、その音の元は筋肉や
軟骨が周りに引っかかったりしている音で、余分にこすれ
たところ自体も傷がついてしまうリスクを追います。
次に、その部分が炎症反応を起こすと痛みはさらに広がり
ますし、かばって動きが悪くなってしまうので、『回した
りないのかな?』と、思って更に回して痛めてしまうこと
があります。そのために、グルグル回して良くなった人を
見たことがありません、という結果でした。
まとめ
腕の動きが上手く出来なくなってしまったら回さずに写真
のように(手の位置はお尻に手の甲をつける。ただし、痛
くて、そこまで持ってこれない場合は横につけていただけ
れば大丈夫です)セットして、肩甲骨を背骨に近づけるよ
うに、ゆっくり胸を張って3秒間止めてください。これを
繰り返し10回を1セットとして続けてください。それを
しばらく続けても変化のない場合は、早めに専門家にみせ
ていただくことをおすすめします。
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